
日付参照したいのにできない!
なんでこの日付が文字列扱いなの?

今度は#VALUE!エラー!もうイヤ!
あなたもこんな風にExcelの日付処理でイライラしていませんか?
もしそうであれば、この記事がお役に立てるでしょう。
これからお伝えする「DATEVALUE関数」をマスターすれば、そんな悩みはスッキリ解決できますよ!
- ひとことで言うと?: DATEVALUE関数は「文字の日付をExcel日付へ」変換することです。
- 難易度は?: 初級 (基本操作でOK)
期間 | 削減できる時間 (範囲) |
---|---|
1回あたり | 約5秒~12秒 |
1日あたり | 約4分~10分 |
1週間あたり | 約0.3時間~0.8時間 |
1か月あたり | 約1.3時間~3.3時間 |
面倒な日付の手入力が激減!
面倒だった日付の文字列も、あっという間にExcelが計算できる「本物の日付」に早変わり。
忌々しいエラー表示に悩まされる時間もグッと減って、毎月の作業が驚くほど楽になるはずです。

実は、この記事を書いている私も、昔はパソコン操作が大の苦手だったんですよね。Excelの日付には本当に散々泣かされたものです
でも、15年間Excelと向き合い、試行錯誤の末に掴んだコツがあります。
だからこそ、あなたにも「これならできる!」と思っていただけるはず。
この記事では、特にこんなことを分かりやすく解説しますね。
- DATEVALUE関数の基本的な使い方
- 「シリアル値」の簡単な理解
- 「YYYYMMDD」形式や「和暦」など、よくある文字列日付の変換テクニック
- しつこい「#VALUE!」エラーの主な原因と、具体的な解決ステップ
「関数って難しいんだよな…」と感じているExcel初心者の方にも「なるほど!」と思っていただけるよう、丁寧に説明します。
さあ、この記事でDATEVALUE関数をあなたの強力な味方にして、Excel作業をもっとスムーズに、そしてもっと楽しくしませんか?
新しいスキルで、あなたの毎日が変わる第一歩を、一緒に踏み出しましょう!
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Excel DATEVALUE関数 使い方|基本とシリアル値・書式設定

Excelで日付を扱うときに発生する
「どうしてもうまく計算できない!」
「並べ替えがおかしい!」
などの問題ですが、それはExcelが日付を「ただの文字」として認識しちゃっているからかもしれません。
そんなときに大活躍するのが、今回ご紹介する「DATEVALUE関数」です。
基本的な使い方から、Excelの日付管理の秘密「シリアル値」、そして見やすい日付表示にするための「書式設定」まで、一歩ずつ解説していきますね。
Excel DATEVALUE関数の基本|構文と引数を解説
まずは、DATEVALUE関数の基本的な形(構文)と、何を指定すればいいのか(引数)を見ていきましょう。
DATEVALUE関数の形(構文)
=DATEVALUE(@日付文字列)
とってもシンプルで、指定するのは「日付文字列」だけです。
引数「日付文字列」って何を指定するの?
項目 | 説明 |
---|---|
引数「日付文字列」とは | Excelが「これは日付だな」と認識できるような「文字」で入力された日付を指定します。 |
指定できるものの具体例 | 日付の文字列が入力されているセル番地 (例: A1)日付の文字列そのもの (例: “2024/05/29”) |
ポイント | 文字列を直接入力する場合は、必ず「”」(ダブルクォーテーション)で囲んであげてください。 これを忘れると、Excelが「あれ?なんだろうこれ?」と混乱してエラーになりやすいです。 |
どんな「日付文字列」が使えるの?(具体例)
セルA1に入力されている文字列 | DATEVALUE関数の入力例 |
---|---|
2024/5/29 | =DATEVALUE(A1) |
“2024-05-29” | =DATEVALUE(“2024-05-29”) |
2024年5月29日 | =DATEVALUE(“2024年5月29日”) |
DATEVALUE関数を使うと何が返ってくるの?
DATEVALUE関数を使うと、Excelが内部で日付を管理するためのに使っている特別な数字、「シリアル値」というものが結果として表示されます。
次のセクションでこの「シリアル値」の秘密を解き明かしましょう!
Excel日付の肝「シリアル値」とは?メリットを初心者にも分かりやすく
Excelが日付を扱うための連続した番号のこと
ちなみに、今日が2024年5月29日だとすると、シリアル値は「45440」になります。
なんでExcelは「シリアル値」なんて面倒なものを使うの?
実は、このシリアル値のおかげで、私たちはExcelで日付の計算や並べ替えを簡単に行うことができるんです。
シリアル値と実際の日付の対応例 (イメージ)
簡単な表で見てみましょう。
シリアル値 | 対応する日付 |
---|---|
1 | 1900/1/1 |
2 | 1900/1/2 |
… | … |
39448 | 2008/1/1 |
45440 | 2024/5/29 |
(未来の日付も同様に) |
どうでしょうか?
「シリアル値」がExcelの日付管理にとっていかに重要か、少しイメージできましたかね?

ただ、DATEVALUE関数で変換した結果が「45440」のような数字のままでは、私たち人間にはちょっと分かりにくいですよね
DATEVALUE関数の入力手順|シリアル値を見やすい日付表示にする技
それでは、実際にDATEVALUE関数を使って、文字列の日付をExcelが扱える「シリアル値」に変換し、さらにそれを見やすい日付表示にするまでの手順を見ていきましょう!
DATEVALUE関数の基本的な入力手順
- ①結果を表示したいセルを選ぶ
まずは、変換結果(シリアル値)を表示させたいセルをカチッとクリックして選びます。
- ②DATEVALUE関数を入力
選んだセルに、半角で
=DATEVALUE(A1)
と入力しましょう(今回は変換対象がA1セルに入力されているとします)。
もちろん、”2025/6/2″ のように直接文字列を入力してもOKです(ダブルクォーテーションを忘れずに!)。
- ③※画像のように表示されない場合
もしこの時点でエラーになるようであれば、変換対象セルの値がすでにシリアル値である可能性が高いです。
DATEVALUE関数は「文字列として入力されている日付をシリアル値に変換する」ためのものなので、最初からシリアル値であるなら、使う必要がありません。
「シリアル値」を見慣れた日付表示に変える(セルの書式設定)
シリアル値への変換が完了したら、次は人間が見やすい形式に変更しましょう。
私たちが見慣れた「YYYY/MM/DD」のような日付表示に変えるのはとっても簡単です。
- ①シリアル値が表示されているセルを選ぶ
先ほどDATEVALUE関数で変換した結果(シリアル値)が表示されているセルを選びましょう。
- ②「セルの書式設定」ダイアログを開く
ショートカットキー「Ctrl + 1 (数字のイチ)」を押すのが早くておすすめです!
- ③「分類」から「日付」を選ぶ
「セルの書式設定」ダイアログが開いたら、左側の「分類(C):」というリストの中から「日付」を選びましょう。
- ④「種類(T):」から好きな日付の形を選ぶ
右側の「種類(T):」というリストに、色々な日付の表示形式が出てきます。
好きなものを選んで、最後に「OK」ボタンをクリックすれば完成です!

この「セルの書式設定」は、Excelで見た目を整えるときの基本中の基本なので、ぜひ覚えておいてくださいね!
文字列日付は怖くない!DATEVALUE関数 変換テク集

さて、DATEVALUE関数の基本的な使い方はご理解いただけたかと思いますが、実際の仕事では、本当に色々な形で日付の文字データがやってきますよね。
しかしなんと!!

DATEVALUE関数と、ほんの少しのExcelの知識を組み合わせれば、たいていの「困った日付文字列」は攻略できるんです!
さあ、一緒に見ていきましょう!
【基本】”YYYY/MM/DD” や “YYYY-MM-DD” を日付変換
まずは、比較的「お行儀の良い」日付文字列のパターンから。
- 2024/05/29 (スラッシュ区切り)
- 2024-05-29 (ハイフン区切り)
これらは、DATEVALUE関数にとって一番得意な形です。
変換方法(数式例)
例えば、セルA1に 2024/05/29 と入力されている場合
=DATEVALUE(A1)
または、直接文字列を指定する場合
=DATEVALUE("2024-05-29")
これだけで、あっという間にシリアル値に変換してくれます。
うまくいかない場合のチェックポイント(よくある原因と対処)
もし、この基本的な形でうまくいかない場合は、以下をチェックしてみてください。
見た目は似ていますが、Excelは全角の記号を嫌うことがあります。半角に直してみましょう。
文字列の前後や、数字と記号の間に見えないスペースが隠れていることがあります。TRIM関数で除去できないか試してみましょう(TRIM関数については後ほど詳しく!)。
“YYYYMMDD”・日本語日付を変換する合わせ技
次に、ちょっと手ごわい相手に挑戦です。
「これ、ただの数字じゃん!」とExcelが戸惑ってしまう代表例です。DATEVALUE関数だけでは、残念ながら「日付なの?ただの大きな数字なの?」と区別がつきません。
=DATEVALUE(“20240529”) としても、多くの場合エラー(#VALUE!)になってしまいます。区切り文字がないため、Excelがどこまでが年で、どこからが月なのか判断できないのです。
TEXT関数という別の関数を使って、一度 “20240529” を “2024/05/29” のような「日付っぽい文字列」に整形してから、DATEVALUE関数に渡してあげます。
=DATEVALUE(TEXT(A1,”0000/00/00″))
ポイント:TEXT(A1,”0000/00/00″) の部分で、8桁の数字を「4桁の年/2桁の月/2桁の日」という文字列に変換しています。
これは、日本のExcel環境であれば、比較的DATEVALUE関数が賢く解釈してくれることが多い形式です。
=DATEVALUE(A1)
または
=DATEVALUE(“2024年5月29日”)
全角・半角の混在: 「2024 年 5 月 29 日」のように、数字と「年」「月」「日」の間に半角や全角のスペースが入っていると、エラーになることがあります。
環境依存: ごく稀に、Excelのバージョンや言語設定によっては、うまく認識されないケースも報告されています。もしこの形でエラーが出る場合は、次の和暦の変換テクニックが参考になるかもしれません。
和暦文字列「令和6年」も日付に!DATEVALUE関数での変換法
和暦で書かれた日付に出会った場合、

令和って、DATEVALUE関数でいけるの…?
と不安になるかもしれませんが、ご安心を!
DATEVALUE関数での和暦変換
最近のExcel(特にMicrosoft 365)であれば、多くの一般的な和暦表記をDATEVALUE関数が自動で認識してくれます。
数式例(セルA1に “令和6年5月29日” と入力されている場合)
=DATEVALUE(A1)

もしDATEVALUE関数でうまくいかないときは…? (代替アプローチ)
Excelのバージョンが古かったり、和暦の書き方が少し特殊だったりすると、DATEVALUE関数だけでは太刀打ちできないこともあります。
そんなときは、いくつかの関数を組み合わせて対処しましょう。

ちょっと上級者向けに聞こえるかもしれませんが、考え方はパズルみたいで面白いですよ!
考え方1:SUBSTITUTE関数で元号を西暦の年に近づける
例えば、「令和」を「2019年(令和元年)から数えて…」という風に、西暦に変換しやすい形に一旦置き換えるアプローチです。
考え方2:LEFT関数、MID関数、RIGHT関数、FIND関数などで和暦の「年」「月」「日」をバラバラに取り出し、DATE関数で合体!
文字列操作関数を駆使して、和暦文字列から必要な情報だけを抜き出し、最後にDATE関数(西暦の年・月・日から日付データを作る関数)で仕上げる方法です。
和暦の変換は、意外と奥が深いテーマ。
こういうのをサクッと解決できる人ってカッコいいですよね!
DATEVALUE関数の#VALUE!エラー|原因と解決策ガイド

この章では、DATEVALUE関数の天敵ともいえる「#VALUE!」エラーがなぜ出るのか、その主な原因と、具体的な解決ステップを解説します。
もう、このエラーに怯える必要はありません!
なぜ?DATEVALUEの#VALUE!エラー|5大原因と簡単見分け方
まずは、DATEVALUE関数で「#VALUE!」エラーが出てしまう代表的な原因を5つ、そしてそれぞれのエラーを「見分けるヒント」を表にまとめてみました。
自分のエラーがどれに当てはまるか、チェックしてみてください。
原因 | 見分け方のヒント (こんな症状ありませんか?) |
---|---|
原因1:Excelが日付として認識できない文字列形式 | ・区切り文字が「.」(ピリオド) や「、」(読点) になっている (例: “2024.05.29”) ・月が英語表記やローマ字になっている (例: “29-May-2024”, “2024-MAY-29”) ・年が2桁で省略されている (例: “05/29/24”) ときに、OSの設定と合わないとエラーになることも。 |
原因2:日付としてあり得ない値 | ・「2024/02/30」のように、カレンダーに存在しない日になっている ・「2024/13/01」のように、あり得ない月が入力されている |
原因3:見えない文字や不要なスペースの混入 | ・見た目は普通の日付文字列なのにエラーが出る ・LEN関数で文字数を数えると、見た目より多い ・文字列の先頭や末尾に、気づきにくいスペースが入っている |
原因4:パソコンの地域設定と日付文字列の形式が合っていない | ・海外から送られてきたデータで、月日の順番が日本と違う (例: “05/29/2024” がアメリカ式で5月29日なのに、日本の設定だとエラーになる) ・見た目は日付っぽいのに、どうしてもエラーが解消しない |
原因5:DATEVALUE関数に渡しているものが、そもそも「文字列」ではない | ・参照しているセルが、既に計算結果の数値(シリアル値)や本物の日付データになっている ・=DATEVALUE(45440) のように、直接数値を指定してしまっている |
「あ、これかも!」と思い当たるものはありましたか?
原因の見当がついたら、次は具体的な解決策を見ていきましょう!
【原因別】#VALUE!エラー解決策
次は#VALUE!エラーの原因別に、具体的な解決策をご紹介します。
=DATEVALUE(SUBSTITUTE(A1,”.”,”/”))
=IFERROR(DATEVALUE(A1),”日付を確認”)
=DATEVALUE(TRIM(A1))
=DATEVALUE(CLEAN(A1))
この「見えない文字」って、本当に厄介なんですよね…。

私も昔、何時間もエラーの原因が分からなくて頭を抱えていたら、CLEAN関数なるものを発見。それで一発解決したときは、感動と同時に「時間を返せ」とガックリしたものです
エラーが出たらまずTRIMとCLEAN、試してみてください!
#VALUE!エラーを防ぐ!データ入力・取込時の3つの確認点
VALUE!エラーとサヨナラするためには、エラーが出てから慌てるのではなく、エラーが出にくいように「予防」することも大切です。
外部データを取り込んだら、まず日付形式を確認するクセをつける!
CSVファイルなどをExcelで開いたら、真っ先に日付の列がちゃんとした日付データになっているか(それともただの文字列か)を確認しましょう。
可能なら、入力規則で日付形式を統一しちゃう!
もし、自分でExcelシートに日付を入力したり、他の人に入力してもらったりする場面があるなら、Excelの「データの入力規則」機能が便利です。
IFERROR関数を「お守り」代わりに使っておく!
先ほども少し触れましたが、IFERROR関数は、もしものエラーに備える「お守り」のような存在です。
DATEVALUE関数を使う数式をIFERROR関数で囲っておけば、万が一エラーが発生しても、Excelシート全体がエラーだらけになるのを防ぎ、代わりに指定したメッセージや空白を表示してくれます。
まとめ

今回は、ExcelのDATEVALUE関数の基本的な使い方から、様々なパターンの文字列日付を変換する実践テクニック、そして多くの人がつまずきやすい#VALUE!エラーの解決法まで、盛りだくさんでお届けしました。
「これなら私にもできるかも!」と感じていただけたなら、とても嬉しいです。
大切なので、この記事の重要ポイントを3つだけおさらいしましょう。
- DATEVALUE関数の正しい使い方を覚える
- #VALUE!エラーは原因を知れば怖くない
- 一手間で様々な日付文字列も変換可能
このDATEVALUE関数を使いこなせるようになれば、今までExcelの日付処理に費やしていた時間がグッと減り、作業効率が格段にアップします。
実際、1ヶ月あたり約1.3時間から3.3時間もの作業時間を削減できる可能性も秘めていますよ!
生まれた時間で新しいスキルを身につけたり、早く仕事を終えてプライベートを充実させたり…想像するだけでワクワクしませんか?

もうExcelの日付エラーに振り回されるのは、今日で終わりにしましょう。
DATEVALUE関数という頼もしいテクニックがあれば、どんな「困った日付文字列」だって、きっとあなたの思い通りに扱えるようになります。

もし周りに同じようにExcelの日付処理で困っている方がいたら、ぜひこの記事のことを教えてあげてくださいね!
まずは明日、たった一つで構いません。今日学んだことを職場で試してみませんか?
その小さな一歩が、あなたのExcelスキルを大きく成長させてくれます。応援しています!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
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