LLM(大規模言語モデル)を使っているとよく遭遇するお悩みを解決し、プロンプト作成の時間を短縮して、もっと手軽にAIを使いこなし、仕事の効率を上げたいと考えている、特にLLMを使い始めたばかりのビジネスパーソンや非エンジニアの皆さまのために作成しました。
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の部分を書き換える: あなたの状況に合わせて書き換えれば、専用プロンプトの完成です!紹介するテンプレートは基本的なものです。状況やAIの種類によって調整が必要な場合もあります。色々試して、ベストな形を見つけてください。
AIは賢いですが、間違えたり意図しない答えを返すことも。大切な情報に使う場合は特に、AIの答えが本当に正しいか必ず確認しましょう。
このテンプレート集が、あなたのAI活用をサポートし、日々の業務効率化や新しいアイデアの発見に繋がることを願っています!
AIがもっともらしいけれど、実は間違っている情報(ハルシネーション)を生成してしまう問題。AIが知らない情報や古い情報に基づいて「嘘」を創作してしまうことがあります。こんな時は以下のテンプレートを試してみましょう。
説明: AIに不確実な情報を避け、事実に基づいた回答を促します。AIが自信のない情報を無理に生成するのを防ぎたい時に有効です。
以下の質問について、あなたが持つ確実な情報のみに基づいて回答してください。
不明な点や確証がない情報については、その旨を明確に「不明です」または「確証がありません」と記述してください。
あなたの知識は[AIの知識カットオフ時期、例: 2023年4月]までのものであることを考慮してください。
質問:
[ここに具体的な質問内容を記述]
カスタマイズポイント:
[AIの知識カットオフ時期]
: お使いのAIの最新情報に合わせるか省略、または一般的な表現に。[ここに具体的な質問内容を記述]
: AIに聞きたい具体的な質問を入れます。説明: AIに特定の情報源のみを参照させ、それ以外の情報に基づいた回答を抑制します。特定の資料に基づいて回答を作成してほしい場合に便利です。
以下の提供情報のみを参考資料として使用し、次のタスクを実行してください。
提供情報以外の知識やインターネットからの情報は使用しないでください。
提供情報:
[ここに参考とさせたい具体的なテキスト情報やデータを貼り付け]
タスク:
[提供情報に基づいてAIに実行させたい具体的な指示を記述]
カスタマイズポイント:
[ここに参考とさせたい具体的なテキスト情報やデータを貼り付け]
: AIに読んでほしい資料のテキストやデータを正確に貼り付けます。[提供情報に基づいてAIに実行させたい具体的な指示を記述]
: 貼り付けた情報を使ってAIに何をしてほしいか具体的に指示します。AIが指示した作業の一部しか実行してくれなかったり、全く違うことをしてしまう問題。プロンプトの指示が曖昧だったり、AIが混乱している可能性があります。そんな時はこれらのテンプレートでAIに「ちゃんと聞いてね!」とお願いしてみましょう。
説明: 複雑な指示や複数の指示を、AIが理解しやすいように段階的に実行させます。「あれもこれもやってほしい!」という時に、一つ一つ順番に指示することで、AIが混乱しにくくなります。
あなたは[AIに与えたい役割、例: プロの編集者]です。
以下のステップに厳密に従って、指示されたタスクを実行してください。
ステップ1: [最初の具体的な指示内容を記述]
ステップ2: [次の具体的な指示内容を記述]
ステップ3: [さらに次の具体的な指示内容を記述]
(必要に応じてステップを追加)
最終的な出力形式:[期待する出力形式の概要、例: 箇条書き、ですます調の文章など]
カスタマイズポイント:
[AIに与えたい役割]
: タスクに合った役割を設定。[各ステップの具体的な指示内容]
: やってほしいことを一つずつ具体的に。[期待する出力形式の概要]
: 最終的な答えの形を具体的に。説明: AIに守ってほしいルールや条件を明確に伝え、期待から外れた出力を防ぎます。「これだけは守ってほしい!」というポイントがある場合に特に有効です。
以下の内容で、[作成物の種類、例: 製品紹介文]を作成してください。
作成物のテーマ:[具体的なテーマや内容を記述]
ただし、以下の制約条件を必ず厳守してください:
* 制約1:[具体的な制約条件A、例: 500文字以内]
* 制約2:[具体的な制約条件B、例: 専門用語の使用を避ける]
* 制約3:キーワード「[特定のキーワード]」を必ず含めること。
(必要に応じて制約条件を追加)
カスタマイズポイント:
[作成物の種類]
と[具体的なテーマや内容]
: 目的に合わせて書き換え。[具体的な制約条件]
と[特定のキーワード]
: タスクの要件に応じて具体的に設定。AIの回答がなんだかぼんやりしていたり、反対に不必要に長かったりする問題。プロンプト内の情報不足や指示不足が原因の可能性があります。もっとシャープで分かりやすい答えを引き出したい時は、これらのテンプレートを活用しましょう。
説明: AIに期待する出力の形(文字数、項目数、形式など)を具体的に指示し、簡潔で的確な回答を得ます。「こんな感じで答えてほしいな」というイメージをAIに伝えましょう。
[トピックや質問内容を記述]について、以下の条件で回答を作成してください。
* 対象読者:[回答を誰に向けて書くか、例: LLM初心者]
* 主要ポイント:[回答に含めてほしい主要な点の数、例: 3つ]
* 各ポイントの文字数:おおよそ[各ポイントの目安文字数、例: 100字]以内
* 全体のトーン:[期待する文体や雰囲気、例: 親しみやすく、励ますように]
* 出力形式:[箇条書き、段落形式など具体的な形式を指定]
カスタマイズポイント:
[トピックや質問内容を記述]
: AIに尋ねたいことやまとめてほしいトピックを具体的に。説明: AIに質問の背景や目的を伝えることで、より文脈に合った、的確な情報を引き出します。「なぜこの情報が必要なのか」を伝えることで、AIがより気の利いた回答をしてくれることがあります。
私は現在、[あなたの状況や背景を簡潔に説明、例: 新規プロジェクトの提案資料を作成しており]、その中で[目的、例: 最新の市場トレンドに関する情報]が必要です。
特に、[調査したい具体的なトピックや質問]について、[期待する情報の種類や焦点、例: 中小企業が注目すべきポイントに絞って]教えてください。
情報は[期待する形式、例: 3つの主要なトレンドとその簡単な解説]でまとめていただけると助かります。
カスタマイズポイント:
[あなたの状況や背景を簡潔に説明]
と[目的]
: 「何のためにこの情報がほしいのか」が伝わるように具体的に。[調査したい具体的なトピックや質問]
と[期待する情報の種類や焦点]
: 明確にすることでAIがポイントを絞りやすく。[期待する形式]
: 一番使いやすい形で情報を整理してもらうように指定。この「コピペで使える!シーン別 万能プロンプトテンプレート集 (基本編)」が、少しでもあなたのお役に立てれば嬉しいです。
今回ご紹介したテンプレートは、あくまで基本的なものです。大切なのは、これらのテンプレートを「たたき台」として、あなたの業務内容や目的に合わせて自由にアレンジし、色々と試行錯誤を重ねてみることです。そうすることで、あなたにとって本当に「使える」効果的なプロンプトがきっと見つかるはずです。
AIは、あなたの強力なサポーターになってくれる可能性を秘めています。このテンプレート集が、あなたがAIと一緒に新しい可能性を切り開いていくための一歩となれば、これほど嬉しいことはありません。
これからも、楽しみながらAI活用スキルを磨いていってくださいね!応援しています!